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3月議会一般質問 「防災力を高める本市の取り組みについて」

2014年4月29日 火曜日

3月本会議で一般質問させて頂きました原稿をアップさせて頂きます。
①防災力を高める本市の取り組みについて
②がん検診受診率向上への取り組みについて
③高齢福祉の充実について
④子育て支援の充実について
以上、4点です。

公明党の竹尾 智枝でございます。傍聴皆さま、こんにちは。
席の皆さまお忙しい中、足をお運び頂き本当に有り難うございます。また、さくらFMをお聞きの皆さま耳を傾けて頂き本当に有り難うございます。
 今回も市民の皆さまから頂きました声をしっかりお届けできますよう最後まで頑張りますので宜しくお願い致します。それでは、通告に従いまして順次始めさせていただきます。
 大きな項目の一番目、防災力を高める本市の取り組みについてでございます。

次に、大きな項目3番目、防災力を高める本市の取り組みについてです。

 来年度は、阪神・淡路大震災から20年を迎えます。
時の流れと共に震災の記憶が風化され、防災に対する意識が薄れていくことが不安となります。次世代へ語り継いでいくことの大切さを深く感じます。
そして、20年の節目に今一度、市としても防災力を高める取り組みが必要だと考えます。

私は、女性の視点の防災対策を訴えさせて頂いておりますが、女性の視点を大切にするということは、子どもや高齢者、障害者など弱者の支援にもつながります。
阪神淡路大震災のときも、東日本大震災のときもこの支点が抜け落ちていたため、幼児の泣き声・着替え・トイレ問題など避難所運営の配慮が欠如していました。震災関連死の要因で最も多いのは避難所でのストレスであった。と言われています。
先日静岡県防災センターへ視察伺わせて頂きました。
そこでお話頂いた、避難所運営の体験型訓練HUGのお話です。このHUGはH(hinanzyo避難所) U(unei運営)G(gameゲーム)頭文字をとったものですが、英語でハグとは、抱きしめると言う意味です。避難者を優しく抱きかかえる避難所のイメージと重ね合わせて名ずけられたものです。もし、自分が避難所の運営しなければならない立場になった時、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応すればよいか。避難所運営を皆で考えるための一つのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
このような、実際に体験でき皆で話し合いながらできる避難所運営の訓練は、西宮市も避難所運営に携わる学校関係者・地域防災対策関係者の皆さまなど防災訓練の一つとして取り入れる必要性を感じます。
そして、静岡県防災センターでは、防災力を高める取り組みとして、多くの人材育成のため研修をされていました。

一人でも多くの人に防災に関心を持ち防災力を高めてもらうことは本当に大切だと思います。
そのために、次世代に繋ぐ、防災教育も重要です。

その静岡県の防災教育の中に、家庭内「DIG」というのがあります。資料をご覧ください。
これまで起きた地震では、家屋の倒壊のほか、家具の転倒や落下物、ガラスの破損などにより、多くの方がケガをし、命を落とされました。地震の時自宅で、ケガや命を落とさない為にどうすればよいか。また、過去の災害で、多くの方が避難所に押し寄せ、避難所での生活は大変過酷なものでした。そんな避難生活をすることなく、引き続き自宅で生活する場合どのような準備をすればよいか。などを自宅の平面図をもちいて、危険な場所、ガスや電気などの元栓の位置確認、避難通路の確認、震災後の生活を考えた場合などを家族で話し合い地震にたいする備えをするものです。この家庭内「DIG」
を防災教育の一環として啓発していくことも必要であると思います。

また、静岡県では「ふじのくにジュニア防災士」の養成なども行われています。これは、教育委員会連携講座として小・中・高校生何回かの講座や研修を受けて知事より認定書が渡されます。これも一人でも多くの子どもたちに防災の意識をもってもらうことが狙いです。私は、西宮ジュニア防災士の養成も防災教育の大きな一環を担うと思います。

その他、災害時要援護者支援研修や災害時に言葉が通じなかったり、文字が読めなかったり地域などがわからない外国人のための外国人防災講座など、またリーダーの育成では女性防災リーダーの育成や大学生防災リーダー育成など市としても防災力を高める講座や研修を計画して頂きたいと思います。

ここで大きな項目3番目「防災力を高める本市の取り組みについて」質問をさせて頂きます。

一点目、避難所運営に携わる学校関係者・地域防災対策関者などに避難所運営の体験型訓練HUGを用いた訓練を行うべきと考えるが、市の考えをお聞き致します。

二点目、防災教育の強化への取り組みについての
一つ目、地震がきてもわが家暮らす方法、わが家の危険箇所など見つける。家庭内「DIG」の取り入れについて市のお考えをお聞き致します。

三つ目、教育委員会と連携して小学生・中学生・高校生に、「西宮ジュニア防災士」の育成について、市の考えをお聞き致します。

3点目、災害時要援護者支援研修・外国人防災講座や
女性防災リーダー育成・大学生防災リーダー育成などの防災力を高める講座及び研修などを開催することについて市のお考えをお聞き致します。